今回のお便りは「シックデイ」についてです。

シックデイとは糖尿病治療中に体調不良（発熱・下痢・嘔吐）で食事が十分に摂れない状態をいいます。

特に糖尿病で薬物療法をしている人は、シックデイには特別な注意が必要です。

シックデイになると、様々なストレスから体を守るためにストレスホルモンが分泌されます。これにより血糖値が上がりやすくなります。その一方、食事がとれないにも関わらず、いつも通り内服やインスリン注射を行うと低血糖を生じる恐れがあります。

特にシックデイでは血糖コントロールが乱れやすくなるので、適切な対処が重要になります。

内服薬によって、いろいろな機序があるので、シックデイでは薬によって対応が異なります。内服薬やインスリン注射は自己判断で中止する前に医師に相談しましょう！